パワハラをする人の特徴って何?

パワハラの加害者はほとんどが男性で(上司は男性が多いので当たり前です)、女性が被害者となる事が多いですパワハラをする男性は、本人が意識せずとも、男尊女卑や女性蔑視の考えを持っている人が多いと思います。「女性は出世を望んでいない」「育児や介護で、どうせ無理」と判断し「女性だから昇進させない」と考える男性も結構います。意図的に昇進させないというのはパワハラになります。


また、女性は力も弱く、歯向かってきたり、言い返したりすることが少ないので、被害者となりやすいのです。逆に、気の強い男性、反抗的な男性、力が強そうな男性は被害者になりにくいのです。パワハラは加害者の性格や教養の欠如で起こりますが、弱い者いじめでストレス解消の側面もあります。被害者の同僚からの告げ口など、何らかの動機がある場合もありパワハラを解決するには動機の解明は必須です。

江差高等看護学校の件のように女性が加害者になることもあります。やはり加害者の性格や教養の欠如が主な原因ですが、40代~50代の女性の場合は更年期の症状を頭に入れる必要があります。男性や若い女性には理解できませんが、更年期になるとイライラして怒りっぽくなり、人格が変わったかのようになる人がいます。「中年のおばさんのヒステリー」と揶揄されることがありますが、自分で自覚していてもコントロールできないのです。職場でそれが出てしまうことがあります。以前はそんな人ではなかったのに、最近イライラして部下に当たり始めた女性上司がいたら更年期を疑いましょう。


加害者の生活や心理状況を理解することもハラスメント対策で大切です。

 

⇒(次のコラムへ)江差高等看護学院のパワハラ その後

2023年01月01日