日本では医師から患者へのパワハラが多いかもしれない。
日本の場合、「患者が医師に」ではなく、「医師が患者に」パワハラを行うことが多い。これをドクターハラスメントと呼びます。昔から医者と言えば、高圧的で頑固、医師の言うことは絶対で、質問したら怒られそうなイメージです。最近の若い医師にはそのような人は少なくなりましたが、少し年配の医師には結構多いです。私の知人の母親が大学病院の内科に通院していましたが、担当の教授が威圧的で、何も質問できず、患者や家族は待合室で愚痴をこぼしあっていたそうです。私自身も医師の理不尽な言動に驚いたことが何度もあります。私の母が大腿骨頚部骨折で整形外科に救急搬送された時、何も説明がないので入院期間などを質問したら「そんなことは知らねえよ!」と怒鳴られました。看護師が申し訳なさそうにしていましたが、搬送された時間帯が夕方の受付時間ぎりぎりだったので、面白くなかったのでしょう。びっくりというよりもあきれました。でも、この出来事は私にとっては氷山の一角です。医師(看護師もです)の言動は患者や家族の心にず~と残るということをわかってほしいものです。そして、患者にとってパワハラに相当するのだということを。
⇒(次のコラムへ)公的機関のハラスメントでは調査委員会を設置するの?